低温やけどの原理」カテゴリ内の記事を表示しています。
低温 やけど の治療は、一般のやけど の治療と考え方が違う。むしろ、低温やけど という名称で、低温なんだから、普通のやけど より軽く思え、適当にすればいいや、治療も楽だろう・・・と思えるかもしれない。低温 やけど という名称は、治療について、間違った認識をさせやすい。俺は医者でもない素人だが、調べてみるまで低温やけどの治療を甘く見ていた。だが低温 やけど の治療は甘くない。むしろ、低温 やけど の治療は、一般のやけど の治療よりも、本格的な治療を必要とするケースが多いというのだ。この名称だけどな...
一般の熱による やけどは、例えば 熱源の温度が、70度であれば、1秒でやけど になるということだ。一方の低温 やけど と言われるものは、熱源の温度が44度程度の低温だった場合は、約6-10時間かけて、じっくりと低温 やけど になるのだ。さて低温 やけど は見た目以上に熱傷深度が深く重症である場合が多く治療を甘く考えていけないその理由を説明したい。しかしだ、低温やけど の治療の困難さの説明のため、フライパンやオーブンで肉を焼くことを想像してもらうことになるので、今後の人生でステーキ、焼き豚、ロース...
十分に熱したフライパンにステーキを肉を入れ、短時間で調理すれば、表面が良く焼けるが、中はレアで肉汁が残っているだろう。しかし、温度の低いままのフライパンで、じっくり時間をかけてスーテキを焼けば、表面が焼ける頃には、中の深いところにも、十分火が通って、あるはパサパサになっていることだろう。

あるいは、トンカツでもいい。温度の低い油なら、表面の色が変わるころには、しっかり中まで火が通るが、温度の高い油だと、表面は焦げても中は、生のママだったりする。

低温 やけど は、70度ではなく、44度程度と...